ブログ Blog

「親指をしっかり反らせない」「階段を上るときに親指の付け根がつっぱる」。そんな違和感を覚えたことはありませんか。外反母趾が進むと、親指の付け根にあるMTP関節(中足趾節関節)の動きが制限されることがあります。今回は、この関節の可動域制限について、仕組みとセルフチェックの方法をご紹介します。見た目の変形だけでなく、関節の動き方にも目を向けることで見えてくることがあります。
MTP関節とはどんな関節か
MTP関節は、足の甲の骨(中足骨)と指の骨(基節骨)をつなぐ関節で、親指の付け根にあたります。歩くとき、地面を蹴り出す最後の瞬間にこの関節が反り返ることで、スムーズな体重移動が生まれます。この動きが十分にできないと、蹴り出しの力がうまく伝わらず、歩行効率が下がってしまうことがあります。健康な足であれば、意識せずともこの反り返りがスムーズに行われているものです。走ったりジャンプしたりする動作でも、この関節の柔軟性が大切な役割を果たしています。
外反母趾がMTP関節に与える影響
外反母趾では、親指の骨が本来の位置からずれることで、MTP関節の関節面の噛み合わせも変化します。この変化により、関節が本来動くはずの範囲までスムーズに動かせなくなることがあり、これを可動域制限と呼びます。進行すると、親指を反らせようとしたときに痛みを伴うこともあり、日常の歩行や運動に影響が出ることもあります。長期間この状態が続くと、周囲の筋肉や関節にも変化が及ぶ可能性があると考えられており、注意しておきたいポイントの一つです。
自宅でできる可動域のセルフチェック
- 座った状態で親指を手で上に反らせてみる
- 反対側の親指と比較して動く角度に差がないか見る
- 反らせたときに痛みや突っ張り感がないか確認する
左右で明らかな差がある場合や、動かすたびに痛みを感じる場合は、関節の状態に変化が起きているサインかもしれません。無理に大きく動かそうとせず、違和感のない範囲で確認してみてください。定期的にチェックする習慣をつけておくと、わずかな変化にも気づきやすくなります。
可動域制限が生活に及ぼす影響
MTP関節の動きが制限されると、地面を蹴り出す力がうまく伝わらず、歩幅が自然と狭くなったり、歩く速度が落ちたりすることがあります。階段の上り下りや、つま先立ちが必要な動作でも、以前より疲れやすさを感じる方もいます。日常生活の中で「以前と何かが違う」と感じる小さな変化の背景に、こうした関節の動きの制限が関わっていることも少なくありません。気になる変化があれば、放置せず状態を確認しておくことが大切です。
可動域制限を感じたときの向き合い方
可動域の制限は、放置すると歩き方全体に影響を及ぼすこともあるため、早めに気づくことが大切です。ご自身では気づきにくい変化も、定期的なセルフチェックを習慣にすることで見つけやすくなります。強い痛みや急激な可動域の低下がある場合は、自己判断せず整形外科など医療機関の受診もあわせてご検討ください。
まとめ|関節の動きにも目を向けてみましょう
整足院 堺店では、足ゆびの機能改善を目指す整足テーピングを通じて、関節の動きにも着目したケアをご案内しています。効果の感じ方には個人差がありますが、見た目の変形だけでなく、関節の動きという面からも足を見つめ直してみませんか。白鷺駅から徒歩5分、完全予約制でご案内しております。
-
外反母趾と足指の変形まとめ|ハンマートゥ・クロウトゥとの違い
- 2026/09/05
-
足に関する豆知識
-
内反小趾の歩き方改善のコツ|外側荷重を直す3つの練習法を紹介
- 2026/09/03
-
足に関する豆知識
-
足底腱膜炎の超音波療法とは|整形外科での位置づけと保険の目安
- 2026/09/02
-
足に関する豆知識

