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親指をまっすぐ伸ばしたり、しっかり曲げて床をつかんだりする動きには、実は2つの筋肉が関わっていることをご存じでしょうか。普段何気なく行っている動作の裏には、複数の筋肉の連携が隠れています。この連携を知ることで、日々のケアの意味もより理解しやすくなります。このバランスが崩れることが、外反母趾の変形にも影響すると考えられています。今回は長母趾伸筋と屈筋の役割について解説します。
親指を動かす2つの筋肉
すねの前側から親指の先までつながる「長母趾伸筋」は、親指を持ち上げる働きを担っています。歩行時につまずかないよう、足先を持ち上げる場面でも活躍する筋肉です。一方、ふくらはぎの奥から足裏を通って親指の先まで伸びる「長母趾屈筋」は、親指を曲げて床をつかむ働きを担う筋肉です。地面を蹴り出す最後の一押しの場面で特に重要な役割を果たします。歩行時にはこの2つの筋肉が交互にバランスよく働くことで、親指がまっすぐな軌道を保ちながら地面を蹴り出すことができます。普段意識することはほとんどありませんが、歩く・立つという動作の裏では、この2つの筋肉が絶えず細かく働き続けているのです。
バランスが崩れるとどうなるか
デスクワークや車移動が多く、歩く機会が少ない生活では、これらの筋肉を使う頻度そのものが減っていきます。現代の生活は便利になった一方で、足指をしっかり使う場面そのものが少なくなっているとも言われています。使われにくい状態が続くと筋力が低下し、親指をまっすぐ支える力が弱まりやすくなります。その結果、靴の中で指が圧迫されたときに変形方向へ傾きやすくなると考えられています。特に在宅時間が長く、素足や靴下だけで過ごす時間が少ない方は、無意識のうちに足指を使う機会そのものが減っている場合があります。
セルフチェックの方法
椅子に座った状態で、かかとを床につけたまま親指だけを持ち上げてみてください。他の指を動かさずに親指だけを独立して動かせるかどうかも、あわせて確認してみましょう。左右で動きに差がないかを見比べることも、気づきのきっかけになります。スムーズに持ち上がらない、他の指も一緒に動いてしまうという場合は、伸筋の働きが弱くなっているサインかもしれません。逆に、タオルを足の指でたぐり寄せる動作がしにくい場合は、屈筋側の力が発揮しにくくなっている可能性があります。左右で動かしやすさに差がないかもあわせて確認しておくと、ご自身の足の癖を知る手がかりになります。
日常でできること
特別な器具がなくても、椅子に座ったまま親指の上げ下げを意識的に繰り返す、床に置いたタオルを足の指でたぐり寄せるといった動きは、日常生活の中に取り入れやすい方法です。ただし急に強い負荷をかけると足に痛みが出ることもあるため、無理のない範囲で少しずつ行うことが大切です。最初は1日数分から始め、慣れてきたら回数を増やしていくくらいのペースで十分です。強い痛みが出る場合は中止し、整形外科など医療機関にご相談ください。
まとめ|整足院 堺店での取り組み
整足院 堺店では、整足テーピングによる補整に加えて、足の体操「整足操」もご案内し、日常でのセルフケアもサポートしています。保湿ジェルを併用しながら、無理のない範囲でご自宅でも続けやすい方法をご提案しています。効果には個人差がありますが、筋肉のバランスという視点から足を見直したい方は、白鷺駅徒歩5分の当院までお気軽にお越しください。
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