ブログ Blog

外反母趾は「親指が曲がる病気」と単純にイメージされがちですが、実際には足の中の骨がいくつかの方向に動くことで少しずつ形が変わっていきます。一見シンプルに見える変形の裏には、意外と複雑な骨の動きが隠れているのです。知れば知るほど、足という部位の奥深さに気づかされます。日々当たり前に使っている足を、少し違った目で見直すきっかけになるかもしれません。今回は外反母趾の変形が起こる骨の動きのメカニズムについて解説します。
外反母趾の変形とは
外反母趾という名前は、親指(母趾)が「外反」つまり体の外側方向へ傾くことに由来します。この名称だけを聞くと、単純に親指が傾く現象のように思われがちです。ただし実際に足の中で起きているのは、親指だけの動きではありません。親指とつながる中足骨、そして親指自体という、2つのパーツがそれぞれ違う方向へ動くことで、あの独特な変形の形が作られていきます。この仕組みを知っておくと、レントゲンやフットプリンターの測定結果を見たときに、自分の足に何が起きているのかを理解しやすくなります。専門用語も、動きのイメージと結びつけることで覚えやすくなります。
中足骨の内転
足の甲を形づくる中足骨のうち、親指側の第一中足骨が、体の内側方向へ開いていく動きを「内転」と呼びます。この動きは非常にゆっくりと進むため、日々の変化には気づきにくいという特徴があります。この骨が内側に開くことで、足の横幅が広がったように見え、いわゆる開帳足の状態に近づいていきます。靴の中で圧迫される面積が増えることも、この動きと関係しています。足裏のアーチを支える筋力が弱まっていることも、内転が進む一因として挙げられることがあります。
母趾の回内
中足骨が内側に開くのに対し、親指自体は反対に外側方向へ傾き、さらにねじれるように回転していきます。この回転の動きを「回内」と呼ぶことがあります。中足骨が内側へ、親指が外側へと、まるで観音開きのように動くことで、親指の付け根の出っ張りが目立つようになっていきます。この観音開きのイメージを持つと、変形のメカニズムがぐっと理解しやすくなります。この回転の動きは、靴の中で指を横に押し込まれる状態が繰り返されることで徐々に強くなっていくと考えられています。
2つの動きの組み合わせ
外反母趾の変形は、中足骨の内転と母趾の回内という2つの動きが同時に、しかも徐々に進んでいくことで形作られます。どちらか一方だけが強く進む方もいれば、両方がバランスよく進む方もあり、変形の見え方には個人差があります。同じ「外反母趾」という診断名でも、実際の見た目や痛みの出方が人によって異なるのは、この2つの動きの組み合わせ方が違うためとも考えられます。強い痛みや急激な変化を感じる場合は、整形外科など医療機関で状態を確認してもらうことをおすすめします。
まとめ|整足院 堺店での見立て
整足院 堺店では、フットプリンターの測定結果やイラストを使いながら、こうした骨の動きの仕組みをできるだけ分かりやすくお伝えするようにしています。測定結果をもとに整足テーピングで補整を行い、日々の変化を一緒に確認していくことも大切にしています。仕組みを知ることで、ご自身の足とどう付き合っていくかを考えるきっかけになればと思います。白鷺駅から徒歩5分、駐車料金も当院負担ですのでお気軽にお越しください。
-
内反小趾の歩き方改善のコツ|外側荷重を直す3つの練習法を紹介
- 2026/09/03
-
足に関する豆知識
-
足底腱膜炎の超音波療法とは|整形外科での位置づけと保険の目安
- 2026/09/02
-
足に関する豆知識
-
浮き指と消化不良|足裏の反射区から探る内臓との関係・整足院が解説
- 2026/09/01
-
足に関する豆知識

